AIによって作成したオーダーメイドの学習プランをお子様に‼
何をやったら良いか迷うことはありません‼
みたいな感じの文言を最近よく見る。
へーすごいなーと思いながらも現在の所自塾にAIとやらを導入する気は1mmもない。
成績が伸び悩んでいる子の原因は
「どの問題をやればいいか」という所ではなく
「問題文を適当に読み飛ばす」
「見直しをしない」
など、本人の気質性質による事が圧倒的に多いからだ。
間違えた問題という「結果」だけで見るのではなく、書き込みや計算の跡、問題に向き合っている時の姿などの「過程」から矯正し、そこから必要となる問題を与えるのが良い。
正解した問題であっても説明を求めると全然分かっていないということもある。
そうした指示出しやアレンジはまだ人間にしかできないことで、もしAIがそこまで踏み込んできたらそれこそもうターミネーターの世界を心配した方がいい(世代感)。
なにより
社会に出た時に
これで何をやったら良いか迷うことはありません‼
と言ってくれるAIは存在するのだろうか。
未来のことはわからない。存在しているかもしれない。自分のやることはAIが教えてくれるかもしれない。
だが、そんな人間にどんな価値があるのか。
そもそも指示に従うだけの仕事こそ無くなっていくだろう。
今、何が必要で、自分はどう動けば良いのか。
これを考えられる力を是が非でも未来を生きる子ども達には身につけてほしい。
だからメリハリでは必要以上に生徒に寄り添うことはしない。
目標に応じた基準を示し「ここまで上っておいで」という塾でありたい。
その過程での無駄や遠回りなどの試行錯誤こそが子ども達の足腰を鍛えると信じている。
たかが勉強。だが、たかが勉強でそれができなければマズイだろう。