数学が苦手って実は…


さて、数学。

数学の苦手こそレイヤーというかレベル感を見極めたい。段階に応じてやることが違ってくるからだ。

場合によっては100m走の練習で長距離走の訓練をしているみたいなことになりかねない。いや、それは何か有効なのか…?知らんけど。

ということで

苦手症状level0. 九九ができない。

至急、覚えましょう。数学云々ではないです。暗記です。

苦手症状level1. 分数計算ができない。

これ。数学苦手人口のうち7、8割を占める症状がこれ。通分約分、分数で割る、が充分にできる生徒は実はめちゃくちゃ少ない。その場合は毎日10問程度で良いので一定期間ドリル形式で復習したい。

苦手症状level2. 中学数学の基礎計算ができない。

これはlevel1が主たる原因である。整数だけの計算や方程式ではそれほど正答率は低くならないが分数が登場した瞬間に「正答率?何それ?」状態になるのだ。

もし整数のみの問題でも覚束ないようならそれは単なる練習不足なのでご安心を。

苦手症状level.3 定義が言えない。

普通に計算はできるのに今一つ点数が上がっていかない、その原因がこれ。「速さとは?」「平均の出し方は?」という算数の知識、言える?「変化の割合とは?」「反比例とは?」言える?基礎計算ができて、ここら辺の定義も言えるようになればもう数学は苦手教科ではなくなる。

以上の中でもlevel1.と3.が点数の壁となって現れてくる。

まず分数計算ができること。

level2.でも述べたように、整数だけであればマイナスの計算、方程式を解く順序等は超えていける。

そこに分数計算等の「ノイズ(=前学年のつまづき)」が入ることで中学数学を難しく感じさせる

この「ノイズ」を除去することで、普通にやれば入試でも問一の40点弱を確保できる。

そして、数学用語の定義を自分で言語化できること。

これができて各大問の(2)(3)を解き進めるようになる。

定義の言語化の段階まで進んでいるのに計算練習だけ繰り返していても望む結果には結びつかないのでご注意を‼


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