勉強にまつわる親子ゲンカの原因

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例えば

「勉強とバスケを両立したいんです‼」

と言っている子がいるとして、

「両立」とはどういう状態なのかを言語化して共有しておいた方がお互いにとって良い。

大会前だから毎日バスケ‼

という子はいても、同じ子が

テスト前だから毎日勉強‼

となってるのは見たことないんだよなー。

両立ってそういう事だと思うのだけど。

そこで

いやいや昼間は毎日学校で勉強してるんだから

と言い出したら危険信号。

バスケにかけるその熱量で授業受けてなんかいないでしょ。

むしろ「すやぁ…」じゃない?

「両立」という言葉を安易に使うべきじゃないし使わせるべきでもない。

子どもの「両立」のイメージと親の「両立」のイメージはかけ離れてる場合がほとんど、そしてその

イメージの距離

こそが親子ゲンカの大抵の原因になるんだ。

親は2時間、最低でも1時間を期待して「勉強した?」と聞く。

そして子供の「うん、したよ」は10分もしていれば良い方、教科書を開いただけ、椅子に座っただけ、全然あり得る。

これは子どもが嘘をついた、ということにはならない。

それは「親の期待を満たさなかった」というだけで、子どもからしたら「やった」なのだ。

だから必要なのは

定義のすり合わせ

だ。

「両立」というのは、「勉強した」というのはどういうことか、親子間で決めておくことだ。

達成したかどうかを確認できるよう数字を入れておくともっと良い。

簡単に言うと「1日3P、丸付けまで」などだ。

ちなみに「1日1時間勉強する」など時間で決めるのはあまりお勧めしない。

1時間椅子に座って時間潰しをして「分かんなかったー」で済ませる強者もいるからだ。いやマジで。

ということで心当たりのある方はいっちょやってみてください。

そしてその代行をするのが学習塾なのだということをお忘れなく。


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