宿敵ケアレスミス


ケアレ・スミスと点を打つとフランス人とイギリス人のハーフみたいな名前感出るよね。

さておき塾にとっても生徒にとっても、切っても切れない因縁の宿敵、ケアレスミス。

ある生徒は「これはケアレスミスだから~」とあたかも失点は仕方ないみたいな顔をして、

入試直前のある生徒は「またケアレスミスだ…」とこの世の終わりみたいな顔をする。

とりあえずミスはミスだと認めた上でじゃあどう対策をするかだけど(設定は数学)、

ケアレスミスは無くならない。

とりあえずこの事実を認めよう。

地道に地道に正確性を上げていければ良いけど、もう入試が二週間後‼みたいな時期までケアレスミス頻発症候群が治らなかった場合はもうどうにもならない。

ので、意識を変える。

昨日もケアレスミスに悩む生徒に言った。

「君の試験時間は45分です。50分ではありません」

と。

ケアレスミスはあるものだとして、ラスト5分はミスを見つける時間にする。

普段のやらかし具合に応じて10分にしても良い。

「見直し」だと言葉が弱過ぎる。

「絶対にあるはずのミスを絶対に見つける時間」だ。

普通にやってればラスト5分の時点で自分に解ける問題は解いているはず。

残っているのは制限時間が無くても解けるかどうかという問題だ。

そして、その問題をぎりぎり解けたとしてもミスを2問も発見したらそっちの方が得られる点数は大概高い。

問1の怪しい問題だけでも、「見直す」のではなく「解き直す」。

それだけでだいぶ効果的。


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