こう見えて私はクセしかない人間である。
納得がいかないことに対してはどうしても首を縦にふれないのだ。
たぶん幼少期に「美味しんぼ」を読み過ぎたのだと思う。
そういう人しか出てこないもんね、あの漫画。
さておき、最初の職場ではそんな特性を理解して我慢強く付き合ってくれた上司がいた。
私の知る限り長野市で一番パワフルな女性だ。
そして私は彼女の塾の(最初の職場の)第1期生でもある。
結婚式の挨拶でのっけから
「信吾君はまだ何の実績も無い、ただ私が美しいだけの塾に来てくれて~」
と言ってのけ、ゼクシィ勤務の同級生から
「今までで一番面白い挨拶だった」
との評判を勝ち取る女傑だ。
職場では相当迷惑をかけたと思うが、その度
「いいよいいよ、やってみな」
と言ってくれたのだ。
それがどれほど懐の広いことなのか、その後いくつか職場を転々として思い知った。
ホントに恐れ多くて転職以降は中々連絡もできなかったが、ようやく今日電話ができた。
いつか見に来てくれたらいいな。
ちなみに私は私みたいな奴が来たら嫌だからこの先も人を雇うことは多分ない。