やる気が出ない、そんな日は。


まぁ中学生ですので。

やれと言われてもペンが動かない、そんな日もあります。

彼らのそんなときの時間潰しの才能は目を瞠るものがあります。

以前の塾では方程式1問解くのに10分かけている生徒がいました。

悪戦苦闘の10分じゃないんです。

1本線を書いてはペンを置いて手遊びをし、2本書いてはペンを置きおやつを食べ…。

導火線に簡単に火が点く私にとって、もう見ていて最高にイライ…止めておきます。

この生徒はこれが常態だったので今回のテーマからは逸れますが、集中できない時にどうするかというのは塾側からしても一大テーマです。

生徒を「お客様」扱いする塾では放っておいてくれますが、こんな私が見過ごす訳がありません。

ではどうするか。

「明日からちゃんとやろうな」

と声をかけてみますがそれでちゃんとできるなら苦労しません。

理詰めにする?それとも声を荒げて叱責する?

それで効果があるならやりますが、経験上ほとんど無駄です。

その場では萎縮してこちらの言う通りにするかもしれませんが、そのことにどれほどの意味があるでしょう。

ということで私がやるのは至ってシンプル。

私の机の真ん前にその生徒の席を設置する(どれほど真ん前かはインスタをご覧ください)

これだけです。

最初から勉強が好きな中学生なんて滅多にいません。

できるようになって初めて面白いと思えるんです。

だから精神論ではなくやらざるを得ない状況にする。

これが一番強いです。

メリハリの仕組み自体もその信念が最初にあります。


PAGE TOP