教える方にレベルがあるなら教わる方にもレベルがある。
いわゆる「賢さ」の話ではなく、授業を受けるレベル、ひいては授業内容が頭に入りやすくなるレベルである。
レベル1. 頬杖をつかない
これは以前にも投稿した内容で、学習時の姿勢は吸収能力に直結する。成績を上げたければまず姿勢から。これは間違いない。
レベル2. 視線
勝手にメンターだと思っている大ベテランが「目で授業を聞く」ことが大事だと生徒に言っていたことがある。もうこの言葉だけでいい。「目で授業を聞く」、至言である。
レベル3. 表情や頷きで先生をノせる。
いよいよ教わる上級者の世界である。彼らの心は授業中、先生に向かって開かれている。分かった時、「そうそう」と確認した時、自然と彼は微笑み、頷いてみせる。
先生も人間である。受け手によって品質の変わらない授業を、と思っていてもこういう生徒がいればそうでない時よりも口調は滑らかになり笑顔も増える。ノリノリ。
そう、授業を上手くする生徒、それこそが教わる上級者である。
以上のことは誰にでもできることである。自塾の生徒にはまずはここから教えていきたい。