ひと昔前は、教科書の内容だったり先生の説明だったりの理解が難しいというのがそのままテストで点数が取れない原因になっていた。
しかし少し前から生徒の様子を見ているとどうももうちょっと事情が複雑になってきているような。
新しい知識をつかって問題を解く、となった時にその知識を理解・整理した後に問題を解き確かなものにしていくというのが正道のはず。
だが最近、理解も整理もすっ飛ばして問題に当たっている生徒が増えているような気がしてならない。
メリハリ以前の職場で強く感じていたことで、彼らの中には「それってつまりこういうことだよね」という解釈が存在しない。
そうすると「この場合はこうなるんじゃないか」という仮説も必然的に存在し得ない。
とりあえずやってみる、という姿勢は素晴らしくはあるが知識を積み上げるという場合には少し地に足を着ける必要がある。
そしてそのために塾ができることを今は即座に実行できることが嬉しい。
なんとしても「分かった‼」「できた‼」の夏にする。