以前投稿した天井の見えないKくんの同級生のKくん。
ややこしいので名前のイニシャルもとってKKくんとするが、先日連絡をくれた‼
彼は26歳になっていた。
「LINEで誕生日そろそろって出てきたんでどうしてるかなと思って」
と言ってくれたが、こんなにうれしいことがあるだろうか。
学校の先生ならまだわかるが、私、塾の先生。
思い出してくれて、気にかけてくれてありがとうね。
このKKくんも大変に印象深い生徒だ。
君は「全然勉強しなかったっすよ~」と言っていたが、高校受験を控えた中3の冬、眠気覚ましで君が自室の窓を開けて半袖で勉強していたということを私は忘れていない。
しばらく女傑が後輩への発破かけにその逸話を使っていたくらいだ。
そしてKくんと同様、君も人並み以上に知的好奇心のある子だったね。
長野高校に進んだ君たちのクラスを担当するようになってタガが外れた私が明らかに学校では扱わないだろう話をしても、「へ~~」と面白がって話を聞いてくれていた。
そんな君が一浪を経て京大に合格して後輩となった時もまた嬉しかった。
「この人が行けたんなら俺も行けんじゃね?」
と少しでも影響を与えられてたらこの仕事をしている価値があったというもの。
さて、そんなKKくんは「毎日飲んでますよ」というくらいお酒好きに成長したらしい。
今の時代に頼もしいものだ。
私も同類なので帰省した際は飲みに行こうと約束を交わした。
成人した生徒と飲みに行く。
これが実は塾人をやっていて一番うれしいこと。
高校受験や大学受験等の限られた時間だけの関係を超えて、ビジネスを超えて、人と人との関係を築けたということだから。