塾のブログなのでたまには勉強についての話も書かなければ。
昨日櫻ヶ岡中学校の生徒達が「社会の範囲が広すぎてやばい…」という話をしていた。
社会こそは暗記量がモノを言う科目なので、how toとか言ってないでなる早で何でもいいから始めるのが一番の勉強方法なのだが、ある程度(大体範囲一周終了程度)学習が済んだらそこからは気をつけたい。
社会の勉強というと一問一答形式が頭に浮かびやすいがこれは初期段階(40点~50点)に留めておくべきもので、それ以上を目指していく場合は
用語の説明をする演習
をお勧めしたい。
簡単に言うと一問一答形式の逆である。
何を隠そう、現役時代一番苦手だった科目が社会だ。
中学校でも高校でも。
そして大学の二次試験ではよりにもよって世界史をチョイスしてしまい大変な目に遭ったことを今でも鳥肌が立つほど鮮明に覚えている。
京大の世界史には300字の論述が2題出る。
「非アラブ軍事国家であるセルジューク朝・モンゴル帝国・オスマン朝のイスラームに対する姿勢や対応のあり方」
みたいなお題な訳だが、当時高3で初めてこの出題形式を知った際には
こんなもん書けるか‼
と叫んだものである。
私にとっては数学よりも英語よりも国語よりも苦手意識が強く、現役での受験ではとうとう1文字も書けずじまいだったほどだ。
それでも身分が浪人となってからはさすがにマズいと思い真剣に対策を考えた。
詳細は省くが一冊の参考書との出会いがそんな私の世界史の成績を押し上げていくことになるのだが、結局何が言いたかったかと言うと
論述の勉強が知識を強くしていった
ということだ。
それまでばらばらだった知識が
「あれってこういうことだったのか‼」
という驚きとともに網の目のように有機的に結びつき、それほど一問一答形式の対策はしていないにも関わらず全体的に点数が上昇していった。
結果として世界史は恐らく合格者平均位にはなったのだろうと思う。
ということで、中学社会であっても
「江戸時代の三大改革とその内容」
「大政奉還に至るまでの流れ」
などとテーマを決めて書く練習を積むと、一問一答、記述、両方に強くなり非常に良い勉強になるだろう。
今回のようにいきなり範囲が広くなったテストは狙い目である。
確実に平均点が下がる中で点数を上げることができれば容易に順位を上げられるからだ。
ということで頑張っていきまっしょい。