「できない」に対する気づき

,

メリハリは本日から通常通りの開校時間、スタイルに戻ります。

一人でやっていると「体調不良、ダメ、絶対‼」のプレッシャーが一番大きかったですが、そんな中でも休みの日には以前書いたK君とKK君と飲みに行ったり、S山が家に来てくれたりと充実した夏を過ごせたように思います。

さて、では塾の中身の方はどうだったかと言いますとこちらも気づきのあるものになりました。

勤めていた時よりも必然的に生徒一人一人に対する解像度は高くなっているのですが、その中でも

「できない」は決して「分からない」とイコールではない

ということを再確認できたのはこれからの塾の運営にとって大きな収穫でした。

英語に関しては以前似たようなことを書きました。

英語の「できない」はモノになっている単語が少なすぎてそれが文法習得を阻害していることが原因のことが多いです。だから単語は全て注釈があっていい、まずは単語を知らないというハードルをなくして文法の習得に100%を注ぐこと。

数学でも同じです。

連立方程式の解き方は分かる。でも基礎計算が身についておらず、時に指をつかって計算する。この計算力不足がストレスとなり、つい「分からない」と言ってしまう。だからこの計算力不足を解消することで(この夏実際に百マス計算を使って力をつけた生徒がいます)、最終盤ですがこちらが驚くほど滑らかに方程式や一次関数をクリアできるようになりました。

「知らない」はあっても、どうやっても解き方が理解できないという子は稀です。

だから私は生徒が「えーわからなーい」と言っても

「いや、分かる」

と言っています。

まずは基礎力をつける、もしくは分ける。

問題が解ければ子ども達も嬉しいのです。

塾の人間としてより一層生徒の「できた‼」「分かった‼」に貪欲になります。


PAGE TOP