手段を目的とするなかれ


数年前から月イチでマッサージに通っています。

現在は塾の近くの所で、小柄な女性ながらパワフルに押してくれるので満足しているのですが、その方なかなかの天然さんで今回もここには書けないような言い間違いを大誤爆してお互いに笑い死にしそうになりました。

先日の歯医者さんもそうですが、やっぱりこういう所が大好きです。

さて、メリハリでは

「小テストに合格するまでは帰れません」

というルールがあります。

現在までのところ最長で30分ほど残ることになった生徒がいますが、これはあくまで「学習がなぁなぁにならないように」「導入のところでしっかりとインプットできるように」という目的のための手段です。

これがいつの間にか「小テストは絶対やらなければならないんだ‼」「合格するまでは絶対に帰らせてはいけないんだ‼」とならないように、手段が目的にならないように気をつけようと思っています。

たとえば塾の後で家族で外食するという予定があるなら絶対にそちらを優先してほしいですし、小テストが終わるまでは帰れないとはいえ限度ってものがあります。

至る所で「手段の目的化」は起こりますが、教育という分野では特に頻繁だと思います。

学校で言えば提出物の評価なんて最たるものではないでしょうか。

生徒側からしても「テストで良い点を取る」という目的のための「テキスト3周」という手段が、いつの間にか解説の確認や解き直しも忘れ3周だけしていた、なんてことはよく起こります。

こうしたことを防ぐため、日々の行いの目的を常に考えて塾を運営していきたいものです。


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